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スライムは絶対的な力の差に怯えていた。
逃げようにも、体が動かない。
勇者は殺人鬼特有の目つきをしている。
このままでは絶対に殺される、そうスライムには感じられた。
もはや、一か八か攻撃するしかない。
スライムは全力をこめてで勇者に攻撃をしかけた。

勇者は1のダメージを受けた

勇者は見るからに不機嫌になった。
何かをぶつぶつとつぶやいている。
次の瞬間、スライムは勇者が剣を抜くところを見た。
同時にスライムは自分の体がばらばらになっていることに気が付いた。

スライムを倒した。3ゴールド手に入れた。

スライムは薄れ逝く意識の中で勇者の声を聞いたような気がした。
(たったこれっぽっちかよ)
そして、スライムは絶命した。
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僕は完全に壊れました。
一度壊れた人格は再生不能です。
もはやゴミです。
ゴミには誰も興味を持たないのです。
まったく無視です。

道端で僕を見かけてもスルーしてください。
振り返りざまに悪く言わないでください。
哀れみの目で見ないでください。

もしくは廃棄処分してください。
お金は少しなら払えます。
核燃料よりは処分に困らないはずです。
痛くない方法でお願いします。
ある日の事でございます。御釈迦様は極楽の蓮池のふちを、独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。
やがて御釈迦様はその池のふちにおたたずみになって、水の面をおおっている蓮の葉の間から、ふと下のようすを御覧になりました。
するとその地獄の底に、かんだたと云う男が一人、ほかの罪人と一しょにうごめいている姿が、御眼に止まりました。
このかんだたと云う男は、いろいろ悪事を働いた大泥坊でございますが、それでもたった一つ、善い事を致した覚えがございます。
と申しますのは、ある時この男が深い林の中を通りますと、小さな蜘蛛が一匹、路ばたを這って行くのが見えました。
そこでかんだたは早速足を挙げて、踏み殺そうと致しましたが、その蜘蛛を殺さずに助けてやったからでございます。

しかしかんだたは良い事をしたと思っておりましたが、蜘蛛の方ではむしろかんだたのことを恨んでいたのでございます。
といいますのも、かんだたが踏み殺そうとしたときの恐怖を忘れることができなかったからでございます。
その後の、その蜘蛛の人生は大きく狂わされてしまったのでありました。
と申しますのは、そのときのトラウマによりその蜘蛛はすっかり内向的になってしまったからでございます。
結局、良いことも何も無くあっけなく死んでしまったのでした。
そして今では極楽でひっそりと暮らしているのであります。

さて、御釈迦様はそのことを思い出しになりました。
御釈迦様はその蜘蛛の糸をそっと御手に御取りになって、玉のような白蓮の間から、遥か下にある地獄の底へ、まっすぐにそれをおろしなさいました。

さて、その蜘蛛はの銀色の糸はかんだたの目の前に垂れてまいりました。
蜘蛛はと言いますとかんだたが上ってきたら適当なところで糸を切ってやろうと考えておりました。
案の定かんだたはその糸を上ってまいりました。
蜘蛛は糸を切るころあいを見計らっておりました。
ところがふと気がつきますと、蜘蛛の糸の下の方には、数限もない罪人たちが、自分ののぼった後をつけて、まるで蟻の行列のように、やはり上へ上へ一心によじのぼって来るではございませんか。
自分が復讐したいのはかんだただけであった蜘蛛は糸を切るのをためらってしまったのであります。
すると御釈迦様は自ら蜘蛛の糸に手をかけるとあっさりとそれを切ってしまわれました。
蜘蛛は唖然として御釈迦様のほうに目をやりました。
御釈迦さまは笑っておられました。それはとても冷たい笑顔でございました。

しかし極楽の蓮池の蓮は、少しもそんな事には頓着致しません。
その玉のような白い花は、御釈迦様の御足のまわりに、ゆらゆらうてなを動かして、そのまん中にある金色のずいからは、何とも云えない好い匂が、絶間なくあたりへ溢れて居ります。
極楽ももう午に近くなったのでございましょう。
人の神経は多くが頭と手に集まっているらしいのです。
そのため、ホムンクルスは頭と手が大きくなるのです。
ところで、僕の手はなぜかいつも震えが止まらないのです。
頭はいつも痛むのです。
僕の中のホムンクルスは全身ぼろぼろと言っても過言ではありません。
僕の発狂の予兆をホムンクルスが叫んでいるに違いないのです。
もうお前は駄目だと叫んでいるのです。
でもまだ僕は大丈夫です。
しばらくはまだ大丈夫です。
まだ負けません、もうしばらくは負けません。
まだ、薬の量も正常範囲ですから。
時は20XX年、日本は更に衰退のときを迎えていた。
人々は、現世の救いを3D画像に求めた。

時に、プリキ○ア人気は絶頂を迎え、2X代目が活躍をしていた。
本日はその公開ライブの日である。
時代と共に、公開ライブの様子も変わりプリキ○アそのものが目の前にいるような臨場感であった。
科学の進歩には恐ろしいものがある。

しかし、時代は変わったが、人間の心理は変わらないようであり、最前列は独身男性に占められていた。
とある女の子が父親に尋ねた、
「パパ、あの前のほうの気持ち悪い人たち何?しかも何であんなに大きなリュックをしょってるの?」
「人のことをそんな風に悪く言っちゃだめだぞ。あのリュックにはいろいろと大事なものが入ってるんだよ。小さい女の子の裸の写真とか、盗撮用のカメラとかな。」
父親は答えた。
「すごおい、パパは何でも知ってるんだね」
「そりゃそうさ、パパも十年前は最前列で見ていたからね」
父親は得意になって答えた。

この発言が、数年後に大きな後悔をもたらすことを彼はまだ知らなかった。


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プロフィール
HN:
Shine
性別:
非公開
自己紹介:
現世はつらいです。
抗鬱剤と抗不安薬は手放せません。
頭の中を妄想が流れていきます。
ひょっとすると走馬灯なのかもしれません。
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